統合カリキュラム教育とは

3年課程と異なる統合カリキュラムとは、地域看護、在宅看護、訪問看護を包含したものであり、看護の総合性と継続性が重視された領域であります。
看護学は実践の学問であり、その実践領域が拡大傾向にあり、高度にして複雑、専門分化しつつある看護学の構造は、まず個人の単位、そして家族の単位、さらに地域社会の単位に分けて構築されています。
また、統合カリキュラムは、看護大学の4年間の専門教育内容と同じレベルを有し、厚生労働省系の看護師養成所3年課程と保健師養成課程との併設により、効率化を図ったものが「統合カリキュラム教育」であります。

 教育概要

教育理念に基づくカリキュラムの構築とその授業内容は、少子高齢化社会が進む中、新世代の保健師・看護師の役割を期待し、次のような教育内容を設定しています。
教授方法については学生の自主的な学習形態をとっています。

 教育課程

区分 教 育 内 容 授 業 科 目 単位 時間数



科学的思考の基盤 哲学115
倫理学115
人間工学115
生物学130
情報科学130
論理学115
人間と生活、社会の理解 文化人類学130
社会学130
法学130
心理学130
教育学115
英語130
日本語表現115
人間関係論115
家族関係論130
看護経済学115
 小  計16360

区分 教 育 内 容 授 業 科 目 単位 時間数





人体の構造と機能 解剖生理学Ⅰ(筋・骨格・循環器・呼吸器))130
解剖生理学Ⅱ(血液・腎・体液・消化器)130
解剖生理学Ⅲ(脳・神経・代謝・内分泌)130
解剖生理学Ⅳ(感覚器・生殖器・生体防御)130
解剖生理学Ⅴ(生活行動から見る身体の仕組み)130
疾病の成り立ちと回復の促進 生化学130
病理学130
病態生理学Ⅰ(呼吸器・循環器・血液・造血器)130
病態生理学Ⅱ(消化器・腎・泌尿器・歯科・口腔外科)130
病態生理学Ⅲ(脳・神経・感覚器・運動器)130
病態生理学Ⅳ(内部循環調節・性・生殖器)130
病態生理学Ⅴ(病原微生物による感染)115
病態生理学Ⅵ(小児疾患)115
病態生理学Ⅶ(精神疾患)115
微生物学115
薬理学130
健康支援と社会保障制度 健康と栄養115
公衆衛生学130
医療概論115
看護関係法令Ⅰ130
看護関係法令Ⅱ115
社会保障・社会福祉130
保健医療福祉行政論Ⅰ130
保健医療福祉行政論Ⅱ130
保健医療福祉行政論Ⅲ115
健康現象の疫学と統計 疫学Ⅰ130
疫学Ⅱ130
保健統計学Ⅰ130
保健統計学Ⅱ130
 小  計29750

区分 教 育 内 容 授 業 科 目 単位 時間数



基礎看護学 看護学概論130
基礎看護学方法Ⅰ(安全を守る技術)115
基礎看護学方法Ⅱ(コミュニケーション)115
基礎看護学方法Ⅲ(フィジカルアセスメント)130
基礎看護学方法Ⅳ(活動と休息・清潔)130
基礎看護学方法Ⅴ(食と排泄)130
基礎看護学方法Ⅵ(看護過程)130
基礎看護学方法Ⅶ(検査・与薬)130
基礎看護学方法Ⅷ(呼吸・創傷管理・BLS)130
基礎看護学方法Ⅸ(臨床看護総論)260
地域・在宅看護論 地域・在宅看護概論Ⅰ115
地域・在宅看護概論Ⅱ115
地域・在宅看護方法Ⅰ115
地域・在宅看護方法Ⅱ130
地域・在宅看護方法Ⅲ115
公衆衛生看護学概論 公衆衛生看護学概論Ⅰ130
公衆衛生看護学概論Ⅱ115
個人・家族・集団・組織の支援 公衆衛生看護支援Ⅰ(家庭訪問・健康相談)130
公衆衛生看護支援Ⅱ(地域ケア体制づくり)130
公衆衛生看護支援Ⅲ(健康教育の方法)130
公衆衛生看護支援Ⅳ(地域診断の展開)130
公衆衛生看護支援Ⅴ(地域診断と施策化)130
公衆衛生看護活動展開論 公衆衛生看護活動展開論Ⅰ(母子保健活動)130
公衆衛生看護活動展開論Ⅱ(成人保健活動)130
公衆衛生看護活動展開論Ⅲ(障害・精神・難病)130
公衆衛生看護活動展開論Ⅳ(高齢者・歯科保健)130
公衆衛生看護活動展開論Ⅴ(産業保健)130
公衆衛生看護活動展開論Ⅵ(学校保健)130
公衆衛生看護活動展開論Ⅶ(感染症の保健活動)130
公衆衛生看護活動展開論Ⅷ(生命と暮らしを守る公衆衛生看護活動)115
公衆衛生看護管理論 公衆衛生看護管理論Ⅰ(管理機能)130
公衆衛生看護管理論Ⅱ(健康危機管理)130
成人看護学 成人看護学概論115
成人看護学方法Ⅰ(急性期看護)130
成人看護学方法Ⅱ(回復期看護)130
成人看護学方法Ⅲ(慢性期看護)130
成人看護学方法Ⅳ(がん看護)115
老年看護学 老年看護学概論115
老年看護学方法Ⅰ130
老年看護学方法Ⅱ130
小児看護学 小児看護学概論115
小児看護学方法Ⅰ130
小児看護学方法Ⅱ130
母性看護学 母性看護学概論115
母性看護学方法Ⅰ130
母性看護学方法Ⅱ130
母性看護学方法Ⅲ115
精神看護学 精神看護学概論115
精神看護学方法Ⅰ130
精神看護学方法Ⅱ130
領域横断科目 地域連携と継続看護130
薬物療法と看護115
周手術期の看護130
終末期の看護115
看護の統合と実践 統合演習115
看護研究の基礎Ⅰ115
看護研究の基礎Ⅱ130
国際看護と災害看護130
看護管理Ⅰ130
看護管理Ⅱ115
 小  計611530
臨地実習 基礎看護学実習Ⅰ140
基礎看護学実習Ⅱ280
地域・在宅看護論実習280
公衆衛生看護支援実習280
公衆衛生看護活動展開論実習280
公衆衛生看護管理論実習140
生活行動に障害のある対象への看護280
人生の最終段階にある対象への看護260
慢性期の理解と看護援助280
地域で生活する対象への看護280
急性期にある対象への看護280
小児看護学実習280
母性看護学実習280
精神看護学実習280
統合実習260
 小  計281080
合   計1343720


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